キコのおつかい - 10/10

あとがき

キコのおつかいを読んでくださりありがとうございましたー。

この作品は今は亡き小説投稿サイトさんにて有志の作品集に投稿したものになります。テーマは「秋」。作中にはたくさんの秋を彩る木の実や植物が出てきます。

秋と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?何をするにも良い季節ですから、それぞれ好きな秋があると思います。私はお出掛けの秋ですかねえ。

でも秋が過ぎると冬がやってきます。暑い夏と寒い冬の合間の束の間の実りの季節、そんな秋にはいろんなドラマがありそうですよね。それを絵本風の文体でかわいいお話にしてみようと思い立って執筆をしました。主人公は子ぎつねの女の子にしました。

小説投稿サイトさんでいただいた感想では「かわいらしい」とか「ほっとする」とか嬉しい感想もいただけましたが、キコちゃんの歌が「ちょっと怖い……」という方もいました。最初の方はあえてキコちゃんの正体を読者にも伏せていたので、ミステリアスな雰囲気が深読みさせてしまったのかもしれませんね。読んでいくうちにキコちゃんの恐怖心や焦燥と共にどういうお話なのか、全容が見えてくるような仕掛けにしました。このお話の中での山姥さまは『まんが日本むかしばなし』の某トラウマ回のような恐ろしい存在ではなく、山の神様のような存在になっています。山の植物や動物を見守っているやさしいおばあさんです。キコちゃんは初めて自分の家族やほかの近しい生き物以外の存在と出会い、子供らしい面を見せつつも新しい世界の見方を学ぶ、という成長物語でもあります。

少し背筋が寒いけど、ほっこりするような温かさを感じる作品を目指しましたが、いかがでしたか?寒さを感じるけど、なおのこと温かさの大切さを感じる。これも秋なのではと思います。

こういう季節テーマの作品は、いろいろと浮かんで創作意欲が湧いてきちゃいます。機会があればそんなお話をまた考えたいと思います。

ここまでお付き合いくださりありがとうございました。

また物語と頁の狭間でお会いしましょう。紅粉 藍でしたーノシ

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