中編

ボクらの鎮魂譚

―前章―

「春のうららの澄んだパンツ」 うん、風流だ。実に風流。と、自分の呟きに満足げに頷く、阿僧祇央一(あそうぎよういち)。高校一年生。今年の四月に入学してきたばかりにも関わらず、制服の着方は既に崩れている。 紙パック黒ゴマ牛乳をじゅじゅじゅこ~っと吸い上げ、 「っぐっふぉ、ぉ、ごほっごほっ……」 むせた。 央一は今、寝転がっている状態だからだ。そして何故央一が寝転がっているのかと言うと、 「うん、良いパン尻だ! 健康的な、……こほっ」 彼の趣味であるパンチラ鑑賞、フィールドワークの真最中だからだ。